おはようございます。
奈良の編集者・徳永です。
昨日は木津川流域の地上資源の「竹」について考える一日でした。
放棄竹林をどうするのか、竹を原料にエネルギーをつくれるのか。
みなさんにとっても竹は関係ないことかもしれませんが、
身近なものであれば、無印良品の竹紙も日本の竹100%でできた紙なんですよね。
脱プラという観点からは、竹と柿渋を使った新しい紙袋を作る、なんてアイデアもあがっていました。
NPO法人の立場から、大学の研究から、企業の立場から活発な意見が交わされていました。
提唱から現状の課題として、
・理想はあってもそこにいけない課題は何かを見つめる必要があること
・新しい取り組みも地域にとって乱開発になってはいけないこと
・今ある竹を活用して終わりではなく、持続可能かということ
・若い大人に関わってほしいが、その世代は子育てや仕事で忙しいこと
・・・などなど
中には、子どもたちは森林のことや竹林のことなどを学校の教育で深く学ばないため、
教育に取り入れてもらう必要があるのではないか、という意見も出ていました。
興味深いところでは、
地域にとっては身近なことすぎて興味を持ってもらえる人が少ない、という意見も。
それわかります。
当たり前になると困っていないため、問題にはならないのですよね。
だから関わる人口が少ない。
だから外からの人が入る必要があるというのもわかります。
でも先に書いたように、乱開発になってはいけない。
地域の人が望んでいるか望んでいないか、という点も考える必要がありますよね。
そしてその伝え方については、私が思ったことですが、
大変なんです〜、なんとかしましょ〜と言っても
難しそう、わからない、興味がないとなれば見向きもされないことなので、
「楽しそう」「おもしろそう」という視点から伝えていくこと、
入り口を変えて呼び込み本質を少しずつ時間をかけて伝えていくことが
大切なのではないかなーと思うのです。
ま〜それがなかなか難しいから時間はかかるのですが。
何が正しくて何が間違えている、とかではなく、
いろんな意見があることを知り、繋がりを見つけたり、新たな視点を取り入れて、
最終的には地域がハッピーに、未来が心地良いものになるように
参加者それぞれの立場で思うことを少しずつでも行動に移していけば、
意識の向く方には進んでいくのだろうと思うのです
そして、大切なことは
情報を「知ること」だけではいけなくて、
知って得たことをツールに「自分で体験すること」です。
そうすれば意味のあることになるんですよね。
さぁ、今日もがんばりましょう!
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今回のオンライン配信会場は、奈良市高天町にあるフリースペース。
近鉄奈良駅から徒歩約5分。路地の奥にある静かな場所です。
ネット環境も整っていて、新しい空間だったので心地良く開催できました!
まだ、情報公開をされていないようなので、ご興味ある方はお教えします。
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今回の企画は「けいはんなグリーンイノベーションフォーラム」の企画です。
http://www.kgi-forum.org
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